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"私が働いている風俗の女の子の中で一人だけ時々お話する人がいて、その人は人妻と言ってるけど、訳ありの元人妻って人なの。生活のために仕事しているみたいで、綺麗な人だけど、ちょっと暗い感じ。借金があるからって、週に3、4日めいっぱい働いているみたい。
その人、お客さんには人気があるみたいで、仕事の本数も多いんだけど、なんだか特別な技でも持ってるのかな。まさか変なサービスはしてないと思うけど、気になるの? 探ってみようかな。
私は、いつもお店の控室で待ってもいいけど、若い人が多くてどうしても気後れしちゃうから、近くの喫茶店なんかで時間を潰してるんです。お店の女の子たちはみんな互いに干渉しない感じで、あまり仲もよくないようだから、私も仲間に入らず、一人でいることが多いんです。お店からは、ケータイに電話が入って来るから大丈夫だし。
でも最近は楽しくお仕事をさせていただいています!"
(人妻の求人情報サイト)人妻の風俗日記-10ブログ:2012-05-19
「今日はお客様がみえるからお茶出ししてね。できる?」
母親から突然言われたのは、小学三年の秋。
お客様とは、母親のお兄ちゃんの嫁。
わたくしとは血のつながりはないが、
もの静かで上品な伯母が、わたくしは大好きだった。
はりきって、お茶の入れ方出し方を教わった。
伯母が到着して座敷でごあいさつをすると、
おもむろに母親が目くばせをした。
よし!と台所で、わたくしは教わった通りに急須にお湯を入れ、
茶葉を蒸らしている間に、お盆に木の茶托をのせ、
あたためた湯のみをのせて、お茶を注いだ。
湯のみに八分目。
濃すぎず薄すぎず…自分としては完壁だった。
得意気にそっと、伯母の前に差し出したが
わたくしは緊張して、茶托の上で少し湯のみがカタカタ鳴った。
「まあ、嬉しいわ!ありがとう、いただくわね」
にっこりして伯母が湯のみを手にした瞬間、
あ!と自分の顔がサーッと冷たくなるのを感じた。
注意して入れたつもりだったのに、
茶托にお茶がこぼれてしまっていたのだ。
あろうことか、
湯のみといっしょに茶托が持ち上がるのを見た瞬間、
思わず目をつむったわたくしの頭の中に…
次にくるであろう光景がパパーッと、
早送りの走馬灯のように浮かび上がった。
…湯のみにくっついて持ち上った茶托は、
カチャーンと音をたてて落ちる。
困ったような伯母の顔。あわてる母親。
ふきんを手にする母親の姿まで思い浮かび、
わたくしはさらに強く目をつむった。
しかし…あれ?
わたくしが恐る恐る目をあけてみると、
なんと茶托は、伯母の左手の上にあった。
落ちる寸前、伯母はすばやく茶托を受けとめていたのだ。
そして、普通に静かに、お茶を一口飲み、
「まあ、おいしい」
と、言ったのだった。
わたくしは嬉しさと安堵と、
気はずかしさで何ともいえない心持ちだった。
フンガフフ